狭山クラブとは?


いったい狭山クラブとはどういう団体なのでしょうか?何のクラブなんでしょうか?そういった疑問も一瞬で解決いたします

狭山クラブとは?

狭山クラブはJARL(日本アマチュア無線連盟)登録の地域クラブです。政府登録国際観光旅館というような言い回しをよく目にしますが、それと同じように連盟に登録した公認のアマチュア無線クラブです。おおむね大阪狭山市とその周辺部にアマチュア無線局の常置場所を置いている(住んでいる)愛好者がメンバーとなっています。20064月現在で、会員数は22人です。

 創立は結構古くて
1976年(昭和51年)4月ですので、今年(2006年)は30周年という記念すべき年にあたります。

狭山クラブの母体は狭山ニュータウン内にあったハムクラブで、そのクラブがニュータウン内のみならず、当時の南河内郡狭山町内のアマ無線家に広く呼びかけて誕生したのが「狭山クラブ」です。それまで南河内をエリアとする地域クラブがあったため調整のうえ、狭山を中心とする地域クラブとして認められたものです。

 名称は、当時主流だった地域名とクラブを冠したもので、特に狭山アマチュア無線クラブとならなかったのは他府県にあったクラブと同じ名称になるからでした。こうしてできた狭山クラブの最初のメンバーの数は
24人でしたから、現在と大差ありません。ただし、30年の歴史の中では総勢50人を超えた時期もありましたから、人数的には元に戻っていると言えましょう。創立当初からのメンバーも7人残っています。

当クラブでは、設立当初から移動運用をしようということでクラブ局を持つこととしました。そのコールサインがJR3YRLという何ともよいコールサインでしたので、移動運用などの時にはJARLの局かとよく聞かれたり、運用にも拍車がかかりました。その中心となったのがフィールドデーコンテストでの移動運用でした。また、今はなき狭山遊園地の中で公開運用をしたこともありました。

 そのほかのコンテストではオール大阪コンテストには第
1回目から積極的に参加し、クラブ対抗の部門で第1回から第3回まで優勝という3連覇を果たすなど輝かしい軌跡を残しています。

一方、通信のみならず技術面でも磨きをかけるため年に1回は製作講習会を開催してきています。これまでに、タクシー無線機を改造して430MHzのFM機に、50MHzAMトランシーバーの製作、RTTYモデム、マイクコンプレッサー、デジタル時計、デジタルテスター、ペットボトル蛍光灯、50MHz受信ブースター、実験用定電圧器、メッセージトーカーなど数えればきりがない。

会員による移動運用も盛んで他府県からの移動運用をはじめ、メンバーの中には海外ペディションに出かける局もあります。

大阪狭山市の市制施行の時(1987年)にはNEW JCCサービスはもとより、記念QSL・記念アワード「大阪狭山市長賞」を発行し好評を博しました。このような活動のもと大阪狭山市文化会館の建設においてはアマチュア無線局が設置されることになり、狭山クラブが全面的に支援しました。この無線局はJK3ZCRで、大阪狭山アマチュア無線クラブが運用クラブとして独立しています。

 このようないろいろな事をこれまでに行ってきましたが、まだまだほかにあります。
FOXハンティグの開催、クラブ員のアクティビティを高めるためのYRLマラソンコンテスト、親睦を図るため無線以外の催しスキーツアーや毎年夏と冬(新年)に飲み会の開催も行ってきました。

また、クラブ員のコミュニケーションを図るためクラブ報を創立当初から発行してきましたが、昨今の電子媒体の普及により、第195号をもって一旦休刊となっています。その代替措置として、このホームページの充実とメンバー間のメーリングリストやブログの開設なども行っているところです。

文章作成:平成18年5月 安藤